PR

八坂庚申堂の歩き方完全ガイド|くくり猿の意味は?場所は?拝観時間は?から裏ワザ・お得情報まで徹底解説

京都の東山エリアを歩いていると、色とりどりの布の玉がぎっしりと吊るされた、なんとも不思議で可愛らしいお寺に出会うことがあります。

それが今回ご紹介する「八坂庚申堂(やさかこうしんどう)」です。

インスタグラムやSNSで一度は写真を見たことがある、という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな八坂庚申堂について、アクセス方法から拝観時間、歴史、見どころ、そして知る人ぞ知る裏ワザやお得情報まで、初めて京都を訪れる観光客の方にもわかりやすいように、ひとつずつ丁寧にご紹介していきます。

読み終わる頃には、きっと「今すぐ行ってみたい」という気持ちになっているはずです。

それでは、一緒に八坂庚申堂の魅力を巡っていきましょう。

八坂庚申堂ってどんなお寺?基本情報をおさらい

まず最初に、八坂庚申堂の基本情報を整理しておきましょう。

正式名称は「大黒山金剛寺庚申堂(だいこくざんこんごうじこうしんどう)」といいます。

宗派は天台宗で、本尊としてお祀りされているのは青面金剛(しょうめんこんごう)という仏様です。

住所は京都市東山区金園町390番地で、清水寺や八坂の塔、祇園といった京都を代表する観光スポットのすぐそばに位置しています。

電話番号は075-541-2565ですので、事前に確認したいことがある場合はこちらに問い合わせてみるとよいでしょう。

八坂庚申堂は、大阪の四天王寺庚申堂、東京の入谷庚申堂(現在は現存していません)と並んで、「日本三庚申」のひとつに数えられている由緒あるお寺です。

こんなふうに聞くと少し堅苦しく感じるかもしれませんが、実際に境内に足を踏み入れると、想像以上にポップでカラフルな雰囲気に驚かされることでしょう。

歴史ある信仰の場でありながら、今では若い世代や外国人観光客にも大人気の、京都らしい「和と可愛さの融合」を体感できるスポットなのです。

気になる拝観時間と拝観料はこちら

観光の予定を立てるうえで、やはり気になるのが拝観時間と料金ですよね。

八坂庚申堂の拝観時間は、朝9時から夕方17時までとなっています。

年中無休で開いていますので、旅行の日程を気にせず気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントです。

そして何より嬉しいのが、拝観料が「無料」だということです。

京都には拝観料が必要なお寺も多いなか、無料でこれだけ見応えのあるフォトジェニックな空間を楽しめるのは、観光客にとって本当にありがたいことです。

ただし、境内はそれほど広くありませんので、見学にかかる時間の目安は10分から30分程度と考えておくとよいでしょう。

清水寺や祇園を散策する合間に、ちょっと立ち寄れる規模感というのも、旅のスケジュールに組み込みやすいポイントです。

なお、くくり猿のお守りなど授与品を求める場合には別途初穂料が必要になりますので、その点だけ覚えておいてくださいね。

アクセス方法を徹底解説!迷わずたどり着くために

続いて、八坂庚申堂へのアクセス方法をご紹介します。

京都駅からお越しの場合は、市バスを利用するのが最も一般的な方法です。

市バス206系統「東山通北大路バスターミナル行き」に乗車し、「東山安井」バス停で下車すると、そこから徒歩約6分ほどで到着します。

もうひとつのルートとしては、「清水道」バス停で下車する方法もあり、こちらからは徒歩約5分から7分程度です。

清水寺を先に参拝してから、坂を下りながら八坂庚申堂に向かうという順路を組む観光客の方も多いです。

八坂の塔(法観寺)のすぐ近くにありますので、あの美しい五重塔を目印にして歩くと、道に迷いにくくなります。

八坂の塔が見えてきたら、その少し先、路地を入ったあたりに、色鮮やかなくくり猿が見えてくるはずです。

祇園四条駅や京阪祇園四条駅からも徒歩圏内ですので、電車を使って祇園エリアを散策しながら向かうという行き方もおすすめです。

なお、専用の駐車場は用意されていませんので、車でお越しの場合は近隣のコインパーキングを利用することになります。

京都の東山エリアは道が狭く一方通行も多いため、できるだけ公共交通機関や徒歩での観光をおすすめします。

八坂庚申堂の歴史をひもとく

せっかく訪れるなら、その歴史的背景も知っておくと、境内を歩く時間がより深く味わい深いものになります。

八坂庚申堂は、平安時代の僧侶である浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)によって、960年に開かれたと伝えられています。

その後、現在私たちが目にしているお堂は、1679年、江戸時代に再建されたものです。

千年以上もの長きにわたって、庶民の信仰を集め続けてきたことになります。

この場所は「庚申信仰発祥の地」とも言われており、日本における庚申信仰の歴史を語るうえで欠かせない場所のひとつなのです。

庚申信仰とは何か、やさしく解説します

「庚申信仰」という言葉自体、初めて聞く方も多いかもしれません。

これは、もともと中国の道教に由来する考え方です。

人間の体の中には「三尸(さんし)」という虫が棲んでいると考えられていました。

そして、60日に一度めぐってくる「庚申(かのえさる)」の日の夜、人が眠っている間に、この三尸が体から抜け出して天に昇るとされていました。

三尸は天の神様に、その人が過去に犯した罪や過ちを報告してしまうと信じられていたのです。

その報告によって寿命が縮められてしまうと考えられていたため、人々は庚申の日の夜だけは眠らずに過ごすようになりました。

この「眠らずに謹んで過ごす」という風習のことを「守庚申(しゅこうしん)」と呼びます。

日本に伝わったのちは、この三尸説が、日本古来の信仰や習俗と混ざり合いながら独自の発展を遂げていきました。

庚申信仰が盛んになるにつれて、青面金剛童子のお使いとして「見猿・言わ猿・聞か猿」という三猿が結びつき、「庚申さん」として親しまれるようになったといわれています。

なんだか壮大な物語ですが、要するに「人間の欲や過ちを戒め、慎み深く生きることを大切にする」という教えが、この場所には脈々と受け継がれているのです。

一番の見どころ「くくり猿」の意味を知ろう

八坂庚申堂といえば、やはり境内を彩る「くくり猿」の存在を外すことはできません。

色とりどりの布地で作られたお手玉のようなお守りが、境内のいたるところにびっしりと吊るされている光景は、一度見たら忘れられないインパクトがあります。

このくくり猿は、手足をくくられて動けなくなった猿の姿を模したお守りです。

猿というのは、欲望のままに動き回ってしまう生き物の象徴とされています。

その猿を、あえて動けない姿にすることで、「欲望のままに行動せず、心を戒めて生きましょう」という意味が込められているのです。

つまりくくり猿は、単なる可愛らしい飾りではなく、私たち人間の心の中にある欲望をコントロールするための、深い意味を持ったお守りなのですね。

そしてもうひとつ、くくり猿には嬉しいご利益もあると言われています。

三猿やくくり猿の持つ霊力によって「猿結び」から転じて「縁結び」のご利益があるとされているのです。

恋愛成就や良縁を願う方にとっても、参拝する価値のあるスポットだといえるでしょう。

願い事をひとつだけ我慢して、欲を捨てることを誓うと、その願いが叶うと言い伝えられています。

もしお守りを授与していただく際には、自分が我慢したい欲望をひとつ思い浮かべながら手を合わせてみると、より意味のある参拝になるはずです。

境内で見つけたいその他の見どころ

くくり猿以外にも、八坂庚申堂の境内には見どころがたくさんあります。

境内のあちこちに隠れるように配置されている「三猿」もそのひとつです。

「見ざる・言わざる・聞かざる」でおなじみの三匹の猿が、目立つ場所からちょっと見つけにくい場所まで、さまざまなところに潜んでいます。

まるで宝探しのような感覚で、境内を歩きながら三猿を探してみるのも楽しい時間になるでしょう。

また、「なで仏」と呼ばれる、びんづる尊者の像も見逃せません。

この仏様は、腰痛や頭痛など、体の悩みを聞いてくださるとされています。

自分の治したい部分と同じ場所を仏様の体で撫でてからお祈りすると、ご利益があると伝えられています。

さらに、八坂庚申堂は「こんにゃく封じ」の祈祷でも知られています。

これは、難病や体の不調をこんにゃくに封じ込めるという独特の祈祷方法で、腰痛や頭痛、神経痛などに悩む方々から信仰を集めてきました。

歴史ある祈祷法ですので、興味のある方は事前に公式の情報を確認したうえで申し込んでみるとよいでしょう。

写真映えするフォトスポットとしての魅力

近年、八坂庚申堂は「インスタ映えするお寺」として、国内外を問わず絶大な人気を誇っています。

赤や青、黄色、ピンクといった色とりどりのくくり猿が、青空や八坂の塔と一緒に写り込む写真は、まさに京都らしい華やかさを感じさせてくれます。

着物をレンタルして訪れる観光客の方も非常に多く、色鮮やかな着物とくくり猿の組み合わせは、それだけで一枚の絵になるような美しさがあります。

写真を撮るなら、できるだけ人が少ない時間帯を狙うのがポイントです。

境内はそれほど広くないため、観光シーズンの日中は多くの人で賑わい、思うようなアングルで撮影するのが難しくなることもあります。

そのため、後ほどご紹介する「裏ワザ」を参考にしながら、時間帯を工夫して訪れることをおすすめします。

ここだけの裏ワザ・お得情報をこっそり教えます

ここからは、実際に訪れる前に知っておくと得をする、とっておきの裏ワザとお得情報をご紹介します。

まずひとつ目の裏ワザは「訪れる時間帯」です。

八坂庚申堂は9時開門ですが、開門直後の時間帯を狙って訪れると、観光客がまだ少なく、比較的静かな雰囲気の中でゆっくりと参拝や撮影を楽しむことができます。

清水寺周辺は午前10時を過ぎるとどんどん観光客が増えていきますので、朝一番に八坂庚申堂へ立ち寄り、その後に清水寺方面へ向かうという順路がとてもおすすめです。

反対に、夕方の閉門間際の時間帯も、人が少なくなる狙い目の時間帯だといわれています。

ふたつ目の裏ワザは「拝観料が無料」であることを活かした散策プランです。

八坂庚申堂は無料で楽しめるスポットですので、旅行の予算をあまり気にせず、気軽に立ち寄れるのが最大のメリットです。

清水寺や高台寺など、拝観料が必要なスポットと組み合わせて観光することで、限られた旅費のなかでも満足度の高い京都観光を実現できます。

三つ目のお得情報は、周辺の散策ルートとの組み合わせです。

八坂庚申堂から八坂の塔、二年坂、産寧坂、清水寺までは、徒歩で無理なく巡ることができる距離にあります。

この一帯をまとめて歩くことで、移動時間や交通費を節約しながら、京都の風情ある町並みをたっぷりと味わうことができます。

四つ目の裏ワザは、混雑を避けるための「平日訪問」です。

特に土日祝日や紅葉・桜のハイシーズンは、境内が非常に混雑することがあります。

もし旅行の日程に融通が利くようであれば、平日の午前中に訪れることで、よりゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。

五つ目は、くくり猿のお守りについてのちょっとした豆知識です。

くくり猿のお守りにはいくつかの種類やサイズが用意されており、価格も異なります。

自分用のお土産としてはもちろん、旅の思い出として小さいサイズのものをひとつ手に入れておくのもおすすめです。

なお、授与品の種類や初穂料は変更になる場合がありますので、訪れる際には現地の授与所で最新の情報を確認するようにしてください。

六つ目のお得情報として、着物レンタルを利用する場合のポイントもお伝えしておきます。

祇園や清水寺周辺には多くの着物レンタル店が集まっており、店舗によっては早朝の時間帯に予約すると割引が適用されるプランを用意していることがあります。

朝早くから着物で八坂庚申堂を訪れれば、人の少ない時間帯に、着物姿での美しい写真をたっぷりと撮ることができ、まさに一石二鳥です。

最後に、旅行全体を通してのちょっとしたコツをお伝えします。

八坂庚申堂は規模の小さなお寺ですので、単独で訪れるというよりも、清水寺や祇園、八坂神社などの周辺スポットと組み合わせてルートを組むのが効率的です。

半日から一日かけて東山エリア全体をゆっくり歩く計画を立てることで、この地域の魅力を余すことなく楽しむことができるでしょう。

訪れる際に気をつけたいマナー

最後に、訪れる際にぜひ心に留めておいていただきたいマナーについてもお伝えします。

八坂庚申堂は、あくまで信仰の場であり、地域の方々にとって大切な祈りの空間です。

写真映えするスポットとして人気が高まったことで、残念ながら「撮影だけが目的」で訪れる方が増え、地元では少し複雑な思いを抱く声もあるといわれています。

境内では、他の参拝者の迷惑にならないよう、譲り合いながら撮影を楽しむよう心がけましょう。

三脚の使用や、長時間にわたる場所の占有は控えるのがマナーです。

また、くくり猿のお守りに直接触れたり、無理に動かしたりすることは避け、優しい気持ちで参拝することを大切にしてください。

境内は決して広くありませんので、静かに、そして丁寧な気持ちで過ごすことで、訪れるすべての人が気持ちよく楽しめる場所になります。

せっかく歴史あるお寺を訪れるのですから、写真だけでなく、庚申信仰の教えにも思いを馳せながら、心静かにお参りしてみてはいかがでしょうか。

あわせて訪れたい周辺の観光スポット

八坂庚申堂の周辺には、京都を代表する観光名所が集まっています。

すぐ近くにある八坂の塔(法観寺)は、東山のシンボルともいえる美しい五重塔で、写真スポットとしても大人気です。

そこから少し歩けば、風情ある石畳の坂道が続く二年坂・産寧坂に到着します。

お土産物店や食べ歩きグルメを楽しみながら、清水寺まで歩を進めるのが定番のコースです。

清水寺では、京都の街並みを一望できる清水の舞台からの絶景をぜひ楽しんでください。

また、祇園方面へ足を延ばせば、八坂神社や花見小路といった、京都らしい情緒あふれる町並みを堪能することができます。

これらのスポットをまとめて巡ることで、八坂庚申堂だけでなく、東山エリア全体の魅力を存分に味わう充実した一日を過ごせるはずです。

まとめ

ここまで、八坂庚申堂の基本情報から歴史、見どころ、そして裏ワザやお得情報まで、幅広くご紹介してきました。

色とりどりのくくり猿が織りなす美しい光景の裏には、千年以上の歴史と、人間の欲望を戒めるという深い教えが込められていることがおわかりいただけたかと思います。

拝観料は無料でありながら、これほどまでにフォトジェニックで、歴史的にも意味深いスポットは、京都観光のなかでも貴重な存在です。

開門直後の時間帯を狙うこと、周辺の清水寺や八坂の塔と組み合わせたルートを組むこと、そして訪れる際には静かなマナーを心がけること。

これらのポイントを押さえておけば、きっと満足度の高い、思い出に残る京都旅行になるはずです。

次に京都を訪れる際には、ぜひ八坂庚申堂に立ち寄って、その色鮮やかで奥深い世界を、あなた自身の目で確かめてみてください。

きっと、写真だけでは伝わりきらない、特別な時間があなたを待っているはずです。

京たび

こんにちは!
京都生まれの京都育ち。
現在も大好きな京都で生活をしています。

京たびをフォローする
京都
スポンサーリンク
シェアしてください
タイトルとURLをコピーしました